今回は、学生さんのために引っ越しする際に必要な書類手続きについて紹介します。
もともとアパートに住んでいてそこから引っ越しする方は解約するところからになります。
住民票の手続き、学校への手続きなど必要なことはたくさんあります。
「面倒・・・」って感じますよね?
でも、社会に出てからも役立つ情報もあります!
学生のうちに経験しておけば、社会人になって転勤があった場合でも安心!
まずは、1つ1つ確認していきましょう。
目次
学生の引っ越し!引越し前にやること&手続き
学生の引っ越し!必要な手続き一覧
- 部屋探し
- 新しい部屋の契約
- 電気・ガス・水道の契約
- 住民票の手続き
- 解約手続き
- ネットの移転・解約手続き(3週間目までに手続きを!)
- 固定電話の移転
- 学生証の住所変更手続き
- 粗大ごみ処分
ざっとこれだけのやることがあります。
これから詳しく説明していきます。
引っ越し前1~2か月前
まずは引っ越し先を決めましょう。
学生さんの引っ越しの時期というのは、
新学期に向けて集中するため、良い部屋からすぐになくなります。
部屋探しをするなら2月くらいから探すことをおすすめします。
そして、気に入った部屋が見つかったら、
窓枠のサイズを測ると事前にカーテンを購入しておくことができるため、覚えておくといいでしょう。
引越し後に、「あ・・・カーテン用意してなかった!」と気づいた場合。
すぐに用意できればいいですが、サイズもまちまちなので難しいですよね?
そのまま夜になってしまうと防犯上もあまり良くないので、事前に準備しましょう。
部屋がきまったら早めに見積もりを依頼しましょう。
引っ越しの直前に見積もりを頼むと「時間の少なさ」を理由に料金が高くなってしまう場合があります。
ネット環境のない部屋の場合、自分で固定回線を引く必要があります。
固定回線をひく工事は、時間がかかります。
早めの申し込みがおすすめです。
ちなみに、ポケットWiFiやWiMAXを契約すると契約後すぐに使うことができます。
持ち運びもできて、自宅でも学校や外でも両方使えるので便利です。
また、工事業者が自宅に入ることを考えると、
1人暮らしの女の子の場合には、特に、ポケットWiFiやWiMAXのほうが気軽でいいかもしれません。
また新居に家具家電がない場合は、購入する必要があります。
家具家電の購入
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン
- 炊飯器
- 電子レンジ
- テーブル
- タンス
- ハンガー
- ベッド
- 布団
- 食器
- 包丁
- フライパン
これらの家具家電は買ったら、新居に送ってもらうようにすると楽です。
引っ越しシーズンは部屋選びの時と同様に、配送や取り付け工事も混んでいます。
早めに購入・準備するようにしましょう。
引越2週間前
新しい部屋を契約すると、不動産会社から電気・ガス・水道の連絡先を教えてもらえます。
電気・ガス・水道各社に連絡して契約をしましょう。
その際は電話で、引っ越しする日と使い始めたい日を伝えます。
ガスはガス会社の立ち合いが必要ですので、早めの連絡を心がけましょう。
簡単に済ませたい場合は、ネットから契約できるところもあるため、そちらを利用するのもおすすめです。
引越し1週間前
市外に引っ越しする方は、今住んでいる市の市役所で「転出届」を出す必要があります。
転出届を提出した際に発行される「転出証明書」は引っ越し後の転入届に必要になります。
大事に保管してください。
ちなみに同じ市内なら「転居届」を出します。
最寄りの郵便局に郵便局指定の転居届を提出しましょう。
申請から1年間は新しい住所へ郵便物が転送されます。
ちなみに、これらの申請はインターネットから申し込みができるほか、
転居届を書き、切手を貼らずにポストへ投函するだけでも受理されます。
大学など、通っている学校で、住所変更の手続きを行います。
学生証の住所の記載も変更されます。
電車やバスの通学定期を購入するためにも必要なので、忘れずに報告するようにしましょう。
学生の引っ越し!当日にやること&手続き
旧居ですること
- ご近所へのあいさつ
- 搬出後の大掃除
- 電気・ガス・水道の停止
- 鍵の返却
- 忘れ物の確認
引っ越し当日は今までお世話になったお隣さんやご近所に引っ越しのあいさつをしましょう。
また、あいさつと一緒にトラックなどの車両の出入りや搬出作業でお騒がせする旨を伝えておきます。
引っ越しトラックが家具や段ボールを搬出した後は、
部屋に残ったほこりや汚れをきれいに掃除しましょう。
アパートの場合、しっかり掃除することでハウスクリーニング代が下がり、
敷金として戻ってくることもあります。
最後だからこそ、しっかり掃除しましょう。
掃除が完了したら、電気・ガス・水道を止めます。
電気は各部屋の小ブレーカーから先に落とし、最後に大きいブレーカーを落としましょう。
ガスの閉栓作業は立ち合いが必要な場合があります。
その時は事前に予約して、作業員の方に閉栓してもらいましょう。
このとき最後の清算をするところもあります。
水道ですが、
・閉栓作業が必要な場合
・蛇口をしっかりしめるだけの場合
があります。
キッチンだけでなく、お風呂場やベランダなど、すべての蛇口をきちんと閉めましょう。
賃貸住宅に住んでいる場合、不動産や建物のオーナーに立ち会ってもらい、部屋を確認してから鍵を返却します。
なお、鍵は自分が普段使っている鍵とスペアの鍵をすべて返却します。
荷物を搬出し、家を出るときは積み忘れや忘れ物がないか確認しましょう。
無事搬出が終わったら、引っ越し作業員の皆さんにちょっとした飲み物をふるまいましょう。
感謝の心遣いにもなりますし、気持ちよく搬入作業をしてもらうためにも大切なことです。
新居ですること
- 管理人やご近所へのあいさつ
- 電気の利用開始
- ガスの利用開始
- 水道の利用開始
新居についたら、ご近所へのあいさつに行きましょう。
管理人がいる場合はそちらも忘れずに挨拶に行きます。
挨拶を事前にすることで、引っ越し作業の騒音によるトラブルを事前に防ぐ効果があります。
新居で初めて電気を使うためには、分電盤の中のブレーカーを上げなければなりません。
最初に大きいブレーカーを上げて、それから各部屋の小ブレーカーを上げるようにします。
電気がついたら、部屋に備え付けの「電気使用開始手続書」に契約者の名前、使用開始日などを記入し、ポストに投函します。
ガスに関しては、開栓作業に作業員の立ち合いが必要です。
事前に予約し、作業員の方に開栓してもらいます。
開栓できたら、利用方法や支払い方法の説明がありますので、よく聞きましょう。
水道は自分で栓を開けることで、使い始めることができます。
ですが、たいてい入居した時点で元栓が開けられていて、蛇口をひねれば水が出る場合が多いです。
ひねっても出ないときは、
屋外にある水道メーターにつながる水道管についている元栓を開けましょう。
ハンドル(レバー)を回すと開けることができます。
水道を利用開始したら、備え付けの「水道の利用開始届」に契約者名・利用開始日等を記入し、ポストに投函してください。
学生の引っ越し!引越し後にやること&手続き
引っ越し後14日以内 住民票関係の手続き
市外から引っ越しした人は「転入届」
市内から引っ越しした人は「転居届」
を提出します。
これは引っ越しから14日以内に役場に提出しなければなりません。
転居届を提出する際には、「転出届」「身分証明書」「印鑑」が必要です。
忘れず持ってきましょう。
次に「マイナンバーカード」か「通知カード」を市役所に提出して、住所変更をします。
ほかにも、
国民保険
国民年金
印鑑登録(登録が必要な場合)
の住所変更が必要です。
車やバイクと住所変更
運転免許を持っている人はこちらも手続きの必要があります。
新しい住民票をもって警察署に行き、「運転免許証」と「住民票」を提出しましょう。
新しい住所は、次の免許更新まで裏面に印字されます。
車を持っている方は、警察署で「自動車保管場所証明申請書」をもらい必要事項を記入してください。
免許証の住所変更の際に一緒にやっておくのがいいでしょう。
車もバイクも住所変更した日から15日以内に手続きを忘れずしましょう。
軽自動車に乗っている方は以下を管轄の軽自動車検査協会に出します。
- 車検証
- 新しい住所の住民票
- 自動車保管場所証明書
- ナンバープレート(管轄の軽自動車協会が変わるときのみ)
引っ越し先が同じ管轄の軽自動車検査協会ならナンバープレートはそのままでも大丈夫ですが、
住所変更の手続きは必要なので要注意です。
普通自動車に乗っている方は、以下をこれから住むところの管轄の陸運局に提出しましょう。
車検証
新しい住所の住民票
自動車保管場所証明書
ナンバープレート(管轄の陸運局が変わるときのみ)
引っ越し先が同じ管轄の陸運局ならナンバープレートはそのままですが、
住所変更の手続きは必要になります。
原付に乗っている方は市役所に以下を提出して、「廃車証明書」をもらいます。
- ナンバープレート
- 標識交付証明書(ナンバー交付時にもらう書類。なくても大丈夫。)
引っ越し先の市役所で「廃車」と「登録」を同時に手続きすることもできます。
同じ市内の場合は特に手続きは必要ありません。
以下をこれから住むところの管轄の陸運局に提出しましょう。
- 軽自動車届出済証
- 新しい住所の住民票
- 自賠責の保険証(有効期限がのこっているもの)
- ナンバープレート(管轄の陸運局が変わるときのみ)
引っ越し先が同じ管轄の陸運局ならナンバープレートはそのままですが、
住所変更の手続きは必要になります。
以下をこれから住むところの管轄の陸運局に提出しましょう。
- 車検証
- 新しい住所の住民票
- ナンバープレート(管轄の陸運局が変わるときのみ)
引っ越し先が同じ管轄の陸運局ならナンバープレートはそのままですが、
住所変更の手続きは必要になります。
まとめ
引っ越しが決定したら必要な書類や手続きがたくさんあることが分かったと思います。
ポイントは
- 引っ越し前の市町村への届け出
- 引っ越し後の市町村への届け出
- 電気・ガス・水道の使用停止
- 電気・ガス・水道の使用開始手続
そのほかに、車やインターネットの環境整備に手続きが必要です。
必要に応じて、期日に余裕をもって、確実に引っ越し作業をすすめましょう。