夏休みを前に、7月に引越しを考えている人もいるでしょう。
7月の引越しはいくつか注意すべき点があります。
今回は、7月の引越しの安い日や準備しておくべきポイントをまとめました。
目次
7月の引越し費用の相場
引越し業界の繁忙期は3月、4月。
それ以外の5~1月は通常期と言われており、
繁忙期と比べると20~30%ほど、相場が落ち着くと言われています。
とは言え、通常期の中でも、多少の相場の変動はあります。
では、7月の相場はどうなっているのでしょうか?
一般的には、夏休みを利用した学生やファミリー層の引越しが増えます。
そのため、特に7月の下旬は、引越しが増えると言われています。
リクルート住まいカンパニーが行った「引越しに関する実態把握調査」の結果も見てみましょう。
<調査概要>
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】 2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】 18~69歳の男女
【調査方法】 インターネット調査
【有効回答数】 20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
単身
(荷物少なめ)48,053円
通常期の中では、5番目に高い月です。
とは言え、単身で荷物少なめの引越しの場合、
最安値の12月が45,033円なので、大きな差はありません。
通常期は、繁忙期と比べると、そこまで大きな相場の変化はないのです。
1番相場が上がる繁忙期の3月(58,168円)と比べると、20%ほど安いです。
(荷物多め) 67,773円
こちらは、通常期の中で、5月についで2番目に高い月という結果に。
最安値は、11月の56,935円なので、10,000円ほど差があります。
繁忙期の3月(87,643円)と比べると25%ほど安い相場です。
家族
(2人) 77,581円
1年の中で4番目に安い月。
相場の最安は、1月の75,567円なので、4番目とは言え、2,000円ほどの差です。
反対に最高は、3月の118,811円です。
繁忙期と比べると、35%ほど安い相場です。
7月の引越し費用相場 まとめ
単身か家族の引越しかで、順位はばらつきがあります。
が、1番の繁忙期の3月と比べると、
20~35%ほど費用を抑えて引越しができる相場です。
通常期ということもあり、落ち着いた相場と言えるでしょう。
引越しの日程や時間帯などを工夫することで、
より費用をおさえて引越しをすることができます。
費用をおさえて引越しをするためには、通常期の7月であっても、
早めに複数社から見積もりを取るのがポイントです。
7月で引越し費用が安い日はココ!@2019
よりお得に引越しをしたいと考えたときに、
どの日が安いのか気になりますよね?
引越し業社各社が出しているカレンダーを参考に、
どの日が安いのか、具体的に見ていきましょう。
サカイ引越センター
まずは、サカイ引越しセンターの
「お得な引越しカレンダー」を見てみましょう。
※引用 http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/cgi-bin/service/value_cal_chk_temp.cgi?ym=201909
25日以前の平日に、お得な日が集中しています。
アーク引越センター
次に、アーク引越しセンターの
「引っ越しお得日カレンダー」も見てみましょう。
※引用 https://www.0003.co.jp/calendar/
こちらも、30%という大幅な割引日は、25日以前に設定されています。
六曜
引越しの相場に影響を与える六曜。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類の日に振り分けられます。
- 結婚は大安がよい
- お葬式は友引は避ける
など、日本人の冠婚葬祭と密接な関係があります。
そのため、縁起を担ぐ人は、引越しも大安を選び、仏滅を避けて計画をします。
なので、引越し相場も、大安の平日は高く、仏滅の平日は安くなる傾向があります。
7月は、
大安:8(月) 14(日) 20(土) 26(金)
仏滅:7(日) 13(土) 19(金) 25(木) 31(水)
です。※太字が平日
お得に引越しをするには、気に留めておくと良いポイントです。
7月の安い引越し日 まとめ
2019年7月の引越し費用が安い日は、
サカイ引越しセンター
1~4、9~11、16~18、22~25、29日の15日
アーク引越しセンター
2、9、19、25日の4日
という結果でした。
やはり、7月は前半ほどお得に引越しができる期間と言えるでしょう。
上記の日程を目安にして、複数の業者の見積もりを比較してみましょう。
同じ日程、同じ条件であっても、各業者の予約状況などによっても金額は変わります。
少しの手間で、10%、20%と金額が変わってくることも多いです。
また、引越し日や時間を指定しないフリー便というサービスもあります。
業者の都合に合わせる分、格安に引越しをすることができます。
その分、スケジュールは余裕を持って立てる必要がありますが、
出来るだけ費用を抑えたいと言うことであれば、こちらもオススメです。
7月の引越しならではの注意点
7月の引越しで特に注意すべき点は3つです。
梅雨
7月も前半はまだまだ梅雨の季節のところが多い時期。
引越し当日が雨ということもあるでしょう。
引越しまさかの雨…(´·_·`)晴れ女だけど梅雨には勝てないな…(´·_·`)てれ
— syp@6/8ヤバTピューロ (@sypybt88) 2017年7月1日
とは言え、雨を理由に引越しを延期してしまうと、
次のスケジュール調整が大変になります。
よほどのことがなければ、雨でも引越しをすることをオススメします。
引越し業者さんも、雨の場合の引越しには慣れています。
梱包を自分でする場合は、雨の場合の注意点を、事前に聞けば、色々とアドバイスしてもらえます。
濡れると困る物がある場合は、事前に相談して、運び方を検討しましょう。
特に、桐のタンスや、革のバックなどは、高価ですし、濡れるとシミになってしまいます。
どうしても雨に濡れたら困るものだけは、別日程で運ぶという方法もあります。
熱中症
雨の心配もある7月ですが、暑さにも要注意です。
梅雨明けが近くなってくると、最高気温が30℃を超える日も出てきます。
記録的な猛暑だった2018年は、7月でも35℃以上の猛暑日が各地で連日続きました。
この猛暑の中の引越しきつかったー。
熱中症にはならなかったけど、夏バテ気味だわー。— トッスィー (@ukiryuu) 2018年7月27日
引越し当日はもちろんですが、
引越し準備や片付けの際も、熱中症に注意しましょう。
・こまめに水分補給をする
・こまめに休憩をとる
・出来るだけ涼しいところで作業する
・扇風機やアイスノンなどを活用する
・外で作業するときには、帽子をかぶる
このような点に気をつけながら、安全に作業を進めましょう。
暑い時期は、作業効率も下がるので、余裕を持って準備するといいですね。
夏休み
お子さんがいる場合、夏休み中の引越しはメリット・デメリットがあります。
メリット
- 転校・転園がある場合、新学期から転校・転園できるので、区切りが良い
- 夏休み中なので、ゆっくりと新しい土地に慣れる時間が持てる
デメリット
- 引越しと重なるとキャンプなどの子供達のイベントに参加できない場合も
→イベントのスケジュール情報も早めに掴んで、両立できるように計画できるといいですね。
- 子供達が家にいる時間が長く荷造りなど準備が捗らない
→荷造りは、1ヶ月ほど前から。
普段使わないものから始めると、余裕を持って引越しを迎えられます。
- 夏休みの宿題は新しい学校のものをやる必要がある
→早めに転校先の学校の先生に相談しましょう。
引越し前は、準備や手続きで忙しいですが、
子供達も環境がガラッと変わることで戸惑うものです。
ゆっくりとお子さんと向き合う時間も作れるといいですね。
7月の引越し まとめ
雨や熱中症など、7月の引越しは天気が気がかりなものです。
しっかりと準備をして、引越しを計画すると良いでしょう。
また、引越しが多くなる下旬に引越しを考えている場合は、
出来るだけ早く、見積もりを取り、日程をおさえるようにすると安心です。