新しいスタートとも位置付けることが出来る引っ越し日。
どうせなら、縁起を担いで新生活に臨みたいものですよね?
引っ越し日と六曜(大安、友引、先勝、先負、仏滅、赤口)には強い関係があると言われています。
特に引っ越し日に最高なのは大安です。
本記事で『大安の引っ越し』に関して紹介しているので是非一読して、縁起の良い引っ越しにしてみてください!
目次
引越しい日で大安が人気な理由
まずは六曜(大安、友引、先勝、先負、仏滅、赤口)の由来を紹介します。
江戸時代になると運勢等を知るために占いとして利用され始めました。明治時代になると、カレンダー販売会社が何とか売り上げを伸ばしたく考えたのが、六曜を入れたカレンダーの販売でした。
すると、瞬く間に売り上げが伸び大人気となったのです。
一時期政府は六曜は迷信であるとして禁止をしましたが、完全に撤廃するには至らず現在まで伝えられています。
現在は無用な混乱を避けるために、公共機関が作成するカレンダーには使用禁止とされています。
次に本記事でスポットをあてる六曜の中の大安に関して紹介します。
大安は『大いに安し』という意味です。結婚をはじめ、特別な日に大安を選択すると全てがうまくいくと言われています。
六曜の中では最高の日とされています。
実際引っ越しに縁起を担ぐ人など少数になった今でも、大安の日は引っ越し料金が高くなる場合があります。
上図は六曜のどの日に選択するかアンケート調査を行った結果です。
大安が24人で一番多く、赤口・仏滅と縁起が悪いと言われている日には引っ越しを行う人は非常に少ないことがわかります。
引っ越しに際し縁起を担ぐ人は、大安に引っ越しをする人が多いのです。
ただ、大安はやはり引っ越し日としては人気があり、料金的に高くなったり予定が埋まりやすかったりするので注意が必要です。
大安の引越しのデメリット3つ
① 予約が取りづらい
引っ越しに際し、六曜の中でも縁起が一番いい大安を選択する人は多いです。
特に繁盛期の大安などはかなり前もって予約をしないと取ることができません。
② 引っ越しトラブルが起こりやすい
大安は利用者が非常に多いため、それに伴ったトラブルが頻繁に起こります。
・計画通り進まない
特に週末の大安では、一日中引っ越しのスケジュールで埋まってることが多いです。
その結果、搬出の時間が遅くなったり。
昼頃までには引っ越しが終わると見積もっていたにもかかわらず、夕方になっても終わらなかったり。
予定していた計画が上手くいかないことが多々あります。
・引っ越し作業の質の低下
利用者が多いということは引っ越し業者はその分作業スタッフを集めなければいけません。
アルバイトの人員を増加したりして、埋め合わせする必要がでてきます。
アルバイトスタッフであっても、研修などをすでに終えて、ある程度経験があることがほとんどです。
でも、やはり経験豊富なスタッフと比べると作業の質は低下してしまいます。
引っ越しに必要以上の時間がかかってしまったり、物を破損されたりということをよく聞きます。
③ 料金が高くなる
引っ越し業者は
「この日が大安だから高くしよう。」「仏滅だから安くしよう。」
このように考えることはありません。
六曜と引っ越し料金に関しては全く関係がないのです。
引っ越し業者からすると、大安で利用者が多いから結果的に料金が高くなるというのが実際のところです。
引っ越しに際し縁起を担ぐ人が全体の20%と言われています。
その中で大安を選択する人が多いという事実から考えて、大安の料金は必然的に高めになってしまいます。
大安以外に縁起のいい引越し日
① 六曜の中で大安以外の縁起が良い日
六曜の中で、大安以外には引っ越しにいいと言われる日に友引と先勝と仏滅があります。
友引
『ともびき』と読みます。
何をしても勝負がつかない日であるとされています。
良くも悪くもない日と言われています。
何事もなく平穏に終わるという意味に解釈され引っ越しにはよく選択される六曜の一つです。
友引は朝は吉、昼は凶、夕方以降は大吉とされています。
凶である昼を上手く避けた時間帯で引っ越しするのがベストです。
友引を引っ越し日に選択するのがいい理由としては2つあげられます。
・料金が比較的安い
縁起を担ぐ人は基本的に大安を選択する。
よって、大安は利用者が増え料金が高くなります。
一方で、友引は引っ越しにとって縁起が良い日であるにもかかわらず料金は高くなることが珍しいです。
・空いている
友引は『引っ越しに良い日』である一方で『葬式に悪い』というイメージもある六曜です。
この『葬式に悪い』というイメージで、六曜で縁起を担ぐ人は友引を避ける傾向があります。
先勝
意味は『先んずれば即ち勝つ』で行動が早ければ早いほどいいということです。
午前中が吉とされ、午後2時~5時の間の時間帯は凶であるとされます。
引っ越し日に選択するのであれば、午前中に引っ越しを終わらせることがベストです。
引っ越しは一日中かかることが多々あります。
そういう場合は、午前中に引っ越しを始めてしまえば、午後の凶の時間に引っ越しの時間帯が重なっても問題ありません。
午前中に引っ越しを終わらせるか、午後まで引っ越しがかかりそうなら、引っ越し開始時間を午前中にしてください。
※仏滅
六曜の中でも最悪の日だといわれています。
結婚や新規事業の開始には向いていなく避けた方がいい日です。
この日に病気に罹ると長患いしてしまうとも言われています。
仏滅の由来だけ見れば引っ越しには最悪の日だととらえることが出来ます。
しかし、仏滅に言葉の意味は『物が一旦滅び、新たに物事が始まる』で引っ越しには良い日と解釈することもできるのです。
② 六曜以外の引っ越しに良い日
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
大安と共に大吉日とされる日。
「たった一粒の籾が何倍にも膨れ上がり大きな稲穂に成長する」という意味です。
この意味から、事業開始や結婚、引っ越しなどの物事を始める日としては最高の日とされています。
月に3回~7回程度あり、大安と重なるときもあります。
重なるときは引っ越しをするには最高の一日といえるでしょう。
・天赦日(てんしゃび)
百神が天に昇り、天が万物の罪を赦すとされる日です。
年に5~6回程しかないとされる貴重な日で何をするにも最高の一日とされています。
大安の引越し まとめ
縁起を担ぐ人にとってみれば、引っ越しは大安にするのが最高といえるでしょう。
でも大安に引っ越しするとなると、それに伴う料金の高さ、
引っ越しの際のトラブルの多さ等デメリットも存在します。
大安以外の日(友引・先勝・一粒万倍日等)もあるので、
色んな要素を総合的に判断して縁起が良い一日を選択してください。
引っ越し日を縁起の良い日にし、新生活に臨んでください!