元々相場は下がっている、引越し閑散期の11月。
それでも、日程や引越し方法によっては、よりお得に引越しができるのをご存知ですか?
今回は、そんな11月の引越しのコツをまとめました。
目次
11月の引越し費用の相場
繁忙期と閑散期で、相場が大きく変わる引越し費用。
引越し費用をおさえるためには、閑散期を狙って引越すのがオススメです。
なので、秋の転勤のための引越しが増える9月・10月が過ぎ、
一般的に1年の中で最も閑散期と言われている11月~1月は、狙い目の時期です。
単身引越しとファミリー引越しで、最も安い時期は違いがあるのですが、
単身の場合、8月、11月、12月。
ファミリーの場合、1月、11月
と言われています。
リクルート住まいカンパニーが行った「引越しに関する実態把握調査」の結果も見てみましょう。
<調査概要>
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】 2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】 18~69歳の男女
【調査方法】 インターネット調査
【有効回答数】 20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
単身
(荷物少なめ)47,022円
12月、10月、8月と並んで、4番目に安い月という結果です。
最安の12月(45,033円)とほぼ同じ水準です。
1番相場が高い3月と比較すると-11,164円
20%ほど安い金額です。
(荷物多め) 56,935円
11月が最安でこの金額です。
こちらは1番高い3月と比較すると-30,708円
約35%安い金額という結果です。
家族
(2人)75,841円
最安の1月(75,567円)と並んで2番目に安い月です。
3月(118,811円)と比較すると、42,970円の差。
こちらも35%ほど安い相場になっています。
11月は、繁忙期の20~35%OFF
この結果からも、11月は引越し費用の相場が下がっていて、
繁忙期の3月と比べると20~35%もの差があることが分かります。
不動産屋さんも、同じく閑散期なので、家賃や敷金礼金の交渉もしやすく、
全体的に、引越し費用をおさえることができる時期でもあります。
出来るだけ、費用を抑えて引越しをしたいのであれば、11月は狙い目の月です。
11月で引越し費用が安い日はココ!@2019
引越しが集中するのは、土日祝日・月末です。
また、平日であっても大安の日は、引越しを希望する人が多くなります。
それは、閑散期の11月でも変わりありません。
なので、その日程を外すことで、より引越し費用をおさえることができます。
逆に、土日祝日や月末の場合は閑散期だけど、
思ったよりも安くなかったということもあり得ます。
では、具体的には、11月はどの日が引越し費用が安いのでしょうか?
サカイ引越しセンター
まず、サカイ引越しセンターの「お得な引越しカレンダー」を見てみましょう。
※引用 http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/cgi-bin/service/value_cal_chk_temp.cgi?ym=201909
やはり、月の上旬から中旬の平日にお得な日の設定がされています。
アーク引越しセンター
アーク引越しセンターの「引っ越しお得日カレンダー」も見てみましょう。
※引用 https://www.0003.co.jp/calendar/
閑散期なので値引き設定をしている日が多いですが、
30%OFFという大幅な値引きを設定しているのは上旬から中旬の平日です。
まとめ
2019年11月の引越し費用が安い日は
サカイ引越センター:
5、6、7、11、12、13、14、18、19日
の9日間
アーク引越しセンター:
5、11、15、21日
の4日間
という結果でした。
ちなみに、11月の
仏滅は、3日(日)、9日(土)、15日(金)、21日(木)
大安は、4日(月・祝)、10日(日)、16日(土)、22日(金)、27日(水)
です。(※太字が平日)
縁起をかつぐ人は、引越しは大安を狙い、仏滅を避ける傾向があります。
なので、平日でも大安の日は引越しが多く、平日の仏滅は引越しが少なくなります。
こちらも参考にしてみて下さい。
お得な日は、その時その時の、引越し状況で変わります。
上記の日程を目安にしつつ、上旬~中旬の平日を狙って、引越しの予定を立ててみて下さい。
- スケジュールに余裕があれば
- 引越し希望日に幅をもたせる
- 到着日を指定しない
など、日程を引越し業者にお任せすることで、割引となる場合もあります。
11月の引越しならではの注意点
閑散期でも侮らない
引越し費用は
- 移動距離
- 荷物の量
- オプション(梱包・家電設置・不用品処分など)
で決まります。
まずは、荷物の量を減らすことが引越し費用をおさえるコツです。
梱包や家電設置など出来ることは自分でやれば、さらに安くなります。
その上で
見積もりを、早い時期に、複数取る
と良いです。
相場が下がっているとは言え、
同じ条件でも、引越し業者ごとに見積もり金額は変わってきます。
面倒だからと一社からしか見積もりを取らないと損をしてしまいます。
また見積もりの時期が早いほど、
金額交渉もスケジュール確保も有利に進めることができます。
閑散期なので元々安めの見積もりが出てくる場合が多いですが、
交渉次第では、さらに値引きができることも。
引越し件数が少ない時期なので、
「他社にとられるくらいなら、1件でも多く多少安い金額でも契約を獲りたい」
と営業マンは考えています。
この時期は、少し強気に交渉しても大丈夫です。
フリー便を活用する
※引用 https://www.the0123.com/case/performance/#wait
フリー便とは、
引越しの日にちは指定できるけれど、
作業開始の時間を引越し業者にお任せするプランです。
時間の確約がない分、料金が安くなっています。
相場の安い11月とは言え、午前中到着指定の引越しは、割高になります。
なぜなら、その日の1軒目の作業になるので、
到着が遅れにくく、スケジュールが立てやすいからです。
また、午前中に荷物の搬入が終われば、
午後からは片付けに取りかかることができ、
1日で引越し作業を終えることができます。
反対にフリー便の場合、前の作業次第で、開始時間が変わってくるので、
余裕を持ってスケジュールを空けておく必要があります。
「昼頃行けると思います」と言われていても、
天気や道路事情によっては、夕方以降にずれ込むことも。
そして、荷物の搬入が遅くなってしまった場合、
その日の夜は段ボールに囲まれて寝るということも有り得ます。
とは言え、スケジュールに余裕があり、
デメリットが許容できるのであれば、間違いなくフリー便はお得です。
出来るだけ、引越し費用を抑えたいのであれば、フリー便を活用しましょう。
雪、寒さ対策をする
11月になると場所によっては雪が降るところも出てくる季節です。
引越し作業は、玄関の扉を開け放って行うことになります。
室内にいても、寒いと感じることが多いでしょう。
また、荷造りしてあるため、すぐに暖房器具が使えない状況でもあります。
出来るだけ暖かい格好で、
寒いと思ったら、もう1枚羽織れるように服を準備しておきましょう。
カイロを用意しておくこともオススメです。
特に11月後半は、冷え込む日が増えます。
そういった意味でも、11月は上旬から中旬が引越しには適していると言えます。
11月の引越し まとめ
- 荷物を減らす
- 早めに見積もりをとる
- 2社以上から見積もりをとる
- 上旬から中旬の平日を狙う
- 日程おまかせやフリー便を活用する
この点を守れば、11月はよりお得に引越しをすることができます。
ぜひ、参考にして、賢く引越しをして下さい。