「日程が合わなくなった」
「もっと安く引っ越せる方法を見つけてしまった」
理由はどうあれ、引越しをキャンセルすることってありますよね?
この記事では、クロネコヤマトで引越しをキャンセルする場合の
・キャンセル料が発生するタイミング
・注意点
・営業マンに押されずにうまくキャンセルするコツ
を主に紹介していきます。
目次
クロネコヤマトの引っ越しをキャンセル!コツ&タイミング
クロネコヤマトの引越しも、ほかの引越し業者をキャンセルする場合と基本的には同じです。
まずは、ヤマトを含めた引越し業者全般のキャンセルについてみていきましょう。
「引っ越し業者と引っ越しの契約をしたのはいいけれど、やっぱり違う業者にお願いしたい」
そんなこともありますよね。
そんな時はいったん、結んだ契約を破棄して、新しい業者と契約しなおす必要があります。
けれど一度契約した手前、解約するとなると少し不安ですよね。
今回は、そんな場合のために、解約の仕方やタイミングを一挙にご紹介します。
ですが、キャンセルすることは業者にとってマイナスにつながるため、
しつこい営業トークで妨害されてしまうことも多いです。
代表電話に電話する。
営業時間内(9時から17時)にかける。
見積もりや契約は、通常営業マンが行います。
解約をさせないようにするのも営業マンの仕事です。
そのため、営業マンに直接電話してしまうと引き留めにあう可能性が高まります。
代表電話は、営業マンではなく事務の方が対応します。
この事務の方に「条件の良い業者がほかに見つかったので」と伝えることが、スムーズなキャンセルへの近道です。
もし、事務の方から営業の方に回されてしまったときは料金や条件以外の理由で断るのが良いでしょう。
例えば
・不動産会社から紹介された引っ越し業者を使うよう言われた。
・会社から引っ越し業者を指定された
・引っ越しが取りやめになった
・両親から紹介された引っ越し業者に頼むことになった
こういったような外的要因を引き合いに出して断ると、スムーズにキャンセルすることができます。
多くの引っ越し業者は「標準引っ越し運送約款」に従っています。
「標準引っ越し運送約款」は2018年6月1日に改定されたことはご存知ですか?
国土交通省によれば、この改定により見積書の記載内容の確認日と解約・延期手数料が変わりました。
改正前
見積書の内容確認日は、見積書に記載した荷物の受取日の2日前までに記載内容の変更がないか確認
引っ越し当日の解約・延期は運賃の20%以内
引っ越し前日の解約・延期は運賃の10%以内
引っ越し前々日の解約・延期はキャンセル料なし
改正後
見積書の内容確認日は、見積書に記載した荷物の受取日の3日前までに記載内容の変更がないか確認
引っ越し当日の解約・延期は運賃の50%以内
引っ越し前日の解約・延期は運賃の30%以内
引っ越し前々日の解約・延期は20%以内
約款によれば、キャンセル料を徴収できるのは引っ越し前々日以降のキャンセルだけに限定されるのです。
キャンセル料を払わずにキャンセルするには、引っ越し日の3日前までにキャンセルする必要があります。
補足すると、
「引っ越しの3日前までに引っ越し業者側から見積内容に相違がないかの確認があること」
がキャンセル料を請求される条件になっています。
キャンセルする場合もしない場合も事前の連絡の有無は重要になっていますので注意しましょう。
まれに独自の約款で運営している引っ越し業者もいるため、
契約する前にあらかじめキャンセルに関する規約を確認するといいでしょう。
クロネコヤマトの引越し キャンセル料金のルール
今度は具体的に紹介していきます。
クロネコヤマト引っ越しセンターの場合
引っ越し前日のキャンセル 引っ越し代金の10%引っ越し当日のキャンセル 引っ越し代金の20%
※2019年03月現在、クロネコヤマト引っ越しセンターの引っ越しサービスは一時休止しております。
過去の料金過大請求問題を受けての措置でこのような形になっています。
この記事でも詳細を解説しています。
クロネコヤマトの引越し キャンセル時その他注意点
クロネコヤマト引っ越しセンターは、一度契約してもキャンセルすることが可能です。
しかし、日程によってはキャンセル料が発生したり、
資材の買い取りが必要になったりする場合もあるため、十分な注意が必要です。
契約した支店に電話をかけることで、キャンセルすることができます。
電話をする際は
・自分の名前
・引っ越し予定日
・キャンセルをしたいこと
・資材の返品・返金方法を知りたい
これらを忘れず伝えてください。
標準引っ越し運送約款の取り決めには以下のようにあります。
標準引越運送約款、第8章の第20条 2
前項の解約手数料又は延期手数料の額は、次の各号のとおりとします。
解約の原因が荷送人の責任による場合には、解約手数料とは別に、当店が既に実施・又は着手した附帯サービスに要した費用(見積書に明記したものに限る)を収受します。
クロネコヤマト引っ越しセンターでは返送料を負担すれば返金してくれます。
ですが、「返品は資材到着後8日以内」と記載されていますので、気を付けましょう。
また、ピアノ運搬やエアコンの工事といったオプションをお願いした場合も少し注意が必要です。
クロネコヤマト引っ越しセンターでは各種オプションが用意されています。
具体的には…
- 家具やアンテナの取り外し・取付けサービス
- 荷造り・荷ほどきサービス
- ピアノ・車両・ペットの輸送サービス
- 不用品の引きとり
- クリーニングサービス
これらのサービスを引っ越し前に利用した場合、
付随サービスに要した費用となるため料金を請求されることになっています。
標準引越運送約款に記述があります。
解約手数料とは別に引越業者が既に実施し、又は着手した附帯サービスに要した費用(見積もり書に明記したものに限る。)を収受します
オプション依頼をしていた場合には、とにかく早めにキャンセルしたい旨を伝えましょう。
クロネコヤマト引越しのキャンセル まとめ
「クロネコヤマト引っ越しセンターで一度契約したが、解約したい」
という人は電話でキャンセルできることが分かっていただけたでしょうか。
また、キャンセルは
- 引っ越し前日なら引っ越し代金の10%
- 当日のキャンセルなら引っ越し代金の20%
がかかることを念頭においてくださいね。