引越し 台風

引っ越しする当日に雨や雪が降ったりした場合は、利用者側からキャンセルや延期を申し出ない限り、

引っ越し業者は引っ越しをキャンセル・延期することはないとご紹介しました。

 

それでは、台風が当日に起こった場合はどうなるのでしょうか?

引っ越し業者側からすると台風の場合は決行したくないのが本音です。

 

荷物の運搬に作業時間が通常時よりもとられるし、

危険でありかつ渋滞に巻き込まれる可能性が高いからです。

 

でも、引っ越し業者はよっぽどの台風でない限り、通常通り引っ越しを決行します。

本記事では台風の際の引っ越しに焦点をあてて紹介していきたいと思います。

引っ越し当日が台風だった場合のキャンセルについて

台風でも引越しを決行するかどうかは業者次第

標準引越運送約款

地震・津波・洪水・暴風雨・地すべりといった天災が発生した際は、
引っ越し業者の判断でキャンセル・延期を決定することができる

 

大部分の引っ越し業者が採用しているのが、国土交通省が定める「標準引越運送約款」。

約款をみて分かるように、台風などの天災が起こった時、

引っ越しをするかしないかを決めるのは引っ越し業者に一任されているのです。

 

大地震などの特殊な場合は、引っ越し業者も中止を決定することもあります。

 

台風などの「引っ越し業者にとってみればよくある状況」下では、

キャンセル・延期を決定することはほとんど無いとみていいでしょう。

 

とはいえ、台風などが発生している場合、

決行するのかどうかは、引っ越し業者に事前に確認してほいたほうがいいでしょう。

 

特に、台風発生状況下では、

物の破損や交通事故などが、通常よりも可能性がはるかに高くなります。

破損した場合の補償等に関して聞いておくのがベストです。

 

台風の場合のキャンセル・延期料金

引っ越し業者は、台風の場合でもよっぽどの状況でない限り、

基本的には決行されることを説明しました。

では利用者側の対応はどのようになっているのでしょうか?

 

これも、雨の日雪の日と同様にキャンセル・延期は可能です。

ではキャンセル料などは必要になってくるのでしょうか?

 

結論を申し上げると、

引っ越し業者によって対応が違います。

 

地震や台風などの利用者に責任がない場合に関しては、キャンセル料を取らない引越し業者もあるようです。

 

雨の日雪の日を含め通常の状態でのキャンセル・延期料は以下のようになっています。

キャンセル料金に関して
2日前のキャンセルや延期の場合
➡引っ越し料金の20%以内1日前のキャンセルや延期の場合
➡引っ越し料金の30%以内

当日のキャンセルや延期の場合
➡引っ越し料金の50%以内

 

「地震や台風などの特殊な状況下のキャンセル料金などが必要になるか?」は、

利用する引っ越し業者に確認しておくことをおすすめします。

台風の中引越しするときの注意点

1.自らも梱包の工夫をしよう

引っ越し業者に引っ越しをお願いした場合、

運び出す物資が濡れないように引っ越し業者独自の梱包の仕方をします。

 

引っ越し業者に全てお任せするのもありですが、それでも心配ならば、自分の手で梱包の工夫をしてみましょう。

 

段ボールなどをエアーパッキンで包むことで、物資を2重の意味で保護することが可能になります。

 

特に

・家電など濡れたら故障につながるような荷物

・革製などの衣服

などには、ビニール袋を被せることで水分が付着するのを防ぐことが出来ます。

 

ポイントは内側と外側両方にビニール袋またはエアーパッキンで包みこむことです。

 

段ボールの底にはタオルなどをひいて、

落とした時に破損しないように工夫するのもいいでしょう。

 

2.物資の搬入後はなるべく早く開封しよう

 引っ越しの際はなにかと忙しいため、段ボールに詰めた物資をそのままにしがちです。

搬入した物資は段ボールからなるべく早めにとりだしましょう。

 

故障していないか点検し、もし故障などしてる場合は、

引っ越し業者に賠償金を払ってもらうことも可能です。

 

さらに、濡れたままの段ボールすぐに性質上腐ってカビが生えてきます。

そうなる前に、段ボールから物資を取り出しておくことをおすすめします。

 

3.搬入した荷物の置く場所に気を付けよう

濡れた段ボールなどを畳などの場所に置くと、

畳に水分が付着して新居に引っ越ししたにもかかわらず、

畳にカビが生えてる可能性があります。

 

特に台風などの状況下で運搬された荷物は、

搬入後の置く場所に十分に気を付けるようにしましょう。

 

4.引っ越し業者のトラックの内部状況を聞いておこう

台風発生時は基本的に風が通常時よりも強くなることが予想できます。

 

風が強い状況で運搬するとトラック自体が揺れて、

運搬している荷物がトラック内で転倒したりする可能性があります。

 

引っ越し業者にトラック内での荷物の置き方などに関してあらかじめ聞いておきましょう。

    台風でも引越しをした!方の体験談

    台風の際の引っ越しはやっぱり何かと言って不安ですよね。

    確かに経験豊富な引っ越し業者に頼むことで不安は軽減されるとは思うのですが、

    それでもやっぱり不安。

     

    ここでは、台風状況下で引っ越しした人の実際の体験談を紹介します。

    大阪から東京へ転勤のために遠方の引っ越し

    引っ越し業者に頼んでみたものの、当日に台風が発生し直撃。

    大雨と強い風の中で作業となりました。

    キャンセルも一時期考えましたが、
    ・以前のアパートの手続き等の問題
    ・キャンセル料
    ・引っ越しの日程変更
    に関しての不透明な部分を総合的に判断した結果、
    やむなく決行を決意しました。

    引っ越し業者は良い引っ越し業者に巡り合い、梱包の仕方など雨の日でも濡れないように準備万端で運搬開始。

    自分も手伝いをしていたのですが、やはり大雨と強い風の中での作業は疲れますね。。。

    特に家電製品といった大きな荷物を運び出す際は足元に注意できないので精神的に疲れました。
    足元自体が雨でぬれて滑りやすくなっているので、慎重に運搬。

    搬出が終わって、トラックで移動中も、強い風の中、トラックの横揺れがあり、物資が破損していないかひやひやしながらの移動でした。

    東京へ着いた頃には、台風の発生地から離れていたので通常通りの搬入ができました。

    搬出時と搬入時の大変さの差は歴然で、雨や強い風の中での作業は本当に疲れます。

    大阪~東京までの長旅で疲れた中での搬入作業でしたが、東京は台風の影響がなかったのが不幸中の幸い。

    もし新居の東京でも大阪と同じような状況だったたらと思うとぞっとします。

    台風の中、無事作業を完了させてくれた引越し業者さんには頭が上がりませんでしたね。

     

    体験談を読むと、やはり晴天の中での引っ越しと比べると、

    台風発生状況下の引っ越し作業は肉体的・精神的に疲れやすくなるようです。

     

    ただやはり、プロである引っ越し業者には安心して任せることができることがわかりますね。

    まとめ

    台風の状況下での引っ越しは、通常の状況下以上に気を付けなければいけないことが沢山あります。

     

    キャンセルや延期を考えることも一つの方法ですが、総合的に引っ越し業者に安心して任せた方がいいでしょう。

    気を付けるべきことに気を付けさえすれば、台風発生状況下での引っ越しを恐れることはありません!

     

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