引越し 費用 内訳
まずは費用を比較すること
引越し費用を抑える方法として、まず手軽にできることは、各引越し業者の費用を比較することです。
とはいえ、1から自分で資料を集めて調べるとなると面倒ですよね?
引越し費用の比較サイトで一括見積をしておきましょう。
  • 自分の引越し費用の相場がだいたい分かる
  • 値引き交渉しやすくなる
  • 安い業者を見つけることができる
  • キャンペーンやキャッシュバックを受けられると何かと便利です。 ネットだけでできて、しつこい勧誘電話もないので安心ですね。



そもそも引越し料金ってどうやって決まってるの?

ここ、気になりますよね。

知っていて損はないと思います。

引越し費用の内訳

先に結論から言っちゃいます。

引越し費用 = 基本運賃 + 実費 + オプションサービス

 

引越し費用は、基本運賃、実費、オプションサービスの3つから構成されています。

それぞれ名称だけ聞いても、イマイチどんな内容なのか分からないですよね?

それぞれ見ていきましょう。

 

基本運賃

引越しの距離や作業時間によって決まる料金のこと。

国土交通省の 標準引越運送約款というのに細かく規定があるとのこと。

何やら難しそうです・・・

また、見積もり書や契約書には「車両」という項目で書かれているようです。

 

ここで注意したいのが、

トラック移動が無い引越しでもこの料金は発生するということ。

 

つまり、

同じ集合住宅内での引越し(例えば、エレベーターに乗っけて移動しただけ)でもこの基本運賃という料金は発生するのです。

 

そして、この「基本」というの気になりません??

平日でお昼間の時間帯で、というのを想定しているのがこの「基本」という状態。

最もスムーズな引越しパターン、と考えるのが適切なのかな?

 

ここに、

土日祝日や繁忙期、早朝深夜の対応時

東北や北海道など雪深くて運搬に手間がかかる地域や期間に対応するとき

にプラスで割増料金がかかってくるという仕組み。

 

実費

その名の通り実際にかかる料金ですね。

実費 = 人件費 + 梱包資材 + そのほか

 

・人件費

引越し作業員の費用です。

私も調べていて初めて知ったのですが、引越し作業員の方が引越し元と引越し先で変わるようなんです。

 

分かりやすく言うと

荷物を積み込むところ(一般的には今住んでるところ?)の作業員

荷物を運びこんで卸すところ(引越し先ですね)の作業員

とが異なる。

 

基本的には同一人数かとは思いますが、荷物を積み込む現住居と引越し先とで作業員の方が変わる可能性があるかもしれませんね。

 

最近では家具や小物の梱包までしてくれるサービス・プランもありますよね。

こういった作業をお願いする方にも当然人件費は発生します。

「おまかせパック」といった名前がついていますが、おまかせすれば、それだけプラスで料金もかかってはきます。

 

・梱包資材

段ボール箱や緩衝材、ガムテープなどですね。

ある程度は無料で提供してくれる業者さんが多いです。

 

ただ、不足分の段ボールは自分で調達したり、特殊な形をしたものなんかは自分たちで梱包する必要がありそうです。

 

・そのほか

有料高速料金や特殊機械を稼働させた場合の料金

 

以外に見落としがちですが、高速料金は先ほどの基本運賃ではなく、この実費のほうに入るんですね。

有料高速料金はかかった額を別途請求という形です。

 

特殊機械、というのも気になりますよね?

例えば、ベッドや冷蔵庫など大型の家具家電が玄関から搬入搬出できないとします。

玄関から運び出せない場合は、窓から搬入搬出するケースがあります。

窓から出すときに必要になるのが、吊り上げる機械。

 

家具家電を購入するときは、組み立て式でカンタンに解体できるものを購入しておくと楽ですね。

 

実際に置く場所のサイズだけでなく、運び入れるor運び出すルートでもちゃんと通過できるか測っておきましょう。

 

オプションサービス

ピアノのような特殊な荷物の運搬

ぺット

バイクや自動車を陸送

といった運送にかかわるもの

 

他にも

エアコン脱着

不用品処分

テレビの配線

ハウスクリーニング

といったようなサービスも。

 

これらはどれも提携している専門業者に依頼して行われる外注ですね。

ただ、自社サービスとして安く行ってくれる業者さんもあるとの情報が!

ここも含めた見積もりを1度出してみるといいかもしれません。

引越し費用の各内訳を節約して安く引っ越す方法

引越し費用の内訳を見てきました。

では、実際に各内訳に沿って、引越し費用を安くする方法を考えてみましょう!

 

引越し費用>>基本料金 の節約方法

基本料金が決まる基準は、

1.旧居から新居までの引越しの距離

2.引っ越し作業にかかる時間

3.引越しの日時

4.地域性や天候による要因(雪深い地域、暴風雪etc)

主に4つが挙げられます。

 

1.の引越しの距離は変えられないですよね?

4.の地域性や天候による要因も変えられないです。

 

逆に、2.と3.は、自分たちの工夫次第で変えられる可能性があります。

 

引っ越し作業にかかる時間に関しては、荷物が少ないほど短縮できそうですよね?

・荷物の量を減らす

・可能な範囲内で大型家具家電を少なくする

・持っていくべき荷物を分かりやすくまとめておく

・引っ越し当日には準備や荷造りを完璧にしておく

・必要であれば業者の手伝いをする

ざっと思いつくことだけでも、このくらいあります。

 

引っ越し作業の時間が短いほど、費用も安くなります。

スムーズに作業できるよう、準備を整えておきましょう。

 

引越しの日時も、ある程度は工夫の余地があるはずです。

土日祝日のような休日や連休は混みそうですよね?

時間帯で言えば、午前中のほうが人気があります。

 

人気の日時を避けることで、引越し費用を抑えることができます。

 

具体的に、人気の日時についてみてみましょう。

人気の日取り

・大安などの縁起がいい日

・土日祝日や連休

・月末や月初

・3月4月の新年度スタート時期(繁忙期)

・転勤が多い9月10月(繁忙期)

・年末年始

 

縁起を気にする人が多いせいか、「大安」は混みあいます。

一般的には、平日休みの人は少ないですよね?

必然と休日や連休に依頼が集中します。

 

新年度がスタートする3月4月、転勤時期の9月10月は繁忙期です。

転勤や就職、進学などでない限り、なるべく繁忙期は避けて引越し日を選びましょう。

 

人気の時間帯

・午前中

・午後の1便

 

引越しの時間帯は、業者にもよりますが、だいたい

午前便・午後1時~4時便・午後4時~7時便・フリー便

の4つに分かれていることが多いです。

 

フリー便は、時間帯が分からず、いつ来るか分からないというもの。

予定が立てにくいため選ぶ人は少ないですが、その分一番安い時間帯です。

 

ダントツの人気は、午前便です。

 

理由は、おもに2つ。

午前便の場合、時間が正確に分かるからです。

 

午後便になると、午前中の引っ越し作業が長引いて、時間が不正確になりがち。

繁忙期など、ひどい場合だと2、3時間遅れる場合も・・・

 

午前便なら、遅れることもほとんどないので、予定が立てやすいのです。

 

さらに、午前中の早い時間に作業を済ませてしまえば、午後から夜にかけて荷ほどきもできますよね?

 

引越し当時は何かとバタバタしますが、「夜眠るころには落ち着いていたい」という思いから午前便を選ぶ人が多いです。

特に、小さいお子さんや高齢の方がいる世帯では、午前便を希望されます。

 

単身引越しの場合や、大人だけの引越しの場合には、フリー便を選択することもできるはず。

フリー便を選べば費用を抑えることもできます。

基本料金を安くする方法 まとめ
    • 荷物を減らすなど作業時間の短縮を心がける
    • 運び出すだけでいいように準備を万全にしておく
    • 繁忙期を避ける
    • 仏滅や赤口で平日の日を選ぶ
    • フリー便か午後便を活用する

 

引越し費用>>実費 の節約方法

実費は、以下3つで決まるんでしたね!

実費 = 人件費 + 梱包資材 + そのほか

 

節約方法を順にみていきましょう。

人件費の節約

作業員の人数は、基本的には、引越し業者さんのほうで決めます。

ただ、荷物を減らすなど、こちらでも人手が少なくて済むように準備することはできます。

心配な方は、見積り時に、作業人数を聞いて調整しておくといいでしょう。

 

梱包資材

大半は、業者から無料でもらえます。

ダンボールだけでなく、ガムテープや大型家具家電を養生するのに必要な毛布など。

ほとんど用意してもらえます。

 

ただ、荷物が多い方などは、梱包資材が足りない・・・!となるかもしれません。

特にダンボールは、不足しがちです。

引越し業者に言えば、追加でもらうこともできますが、追加分は有料です。

 

ドラッグストアでダンボールをもらったり、ダンボール専門のネット通販で格安で買うほうが安く済むかもしれません。

 

ダンボールの調達方法はこちらでも解説しています。

 

追加分はなるべく自分で用意したほうが安くできるでしょう。

 

そのほか

「そのほか」の項目には、有料高速道路の料金と特殊機械の利用がありましたね!

 

有料高速道路に関しては、どうしようもない部分もありますよね?

例えば、大阪から東京までの引っ越しで高速なしで、というのは厳しそうですよね?

かえって時間がかかって料金が跳ね上がってしまいそうです。

 

ただ、近場(同一市内や近隣市町村など)での引っ越しならば、業者に見積もりをお願いした際に、

「高速を使わずに行けないか?」と伝えておくのもいいかもしれません。

 

特殊機械の利用も、なるべく避けたいところ。

処分してしまうなりして、搬入搬出がなくて済むようにしておきましょう。

 

・解体可能な家具にする

・少し小ぶりな家電にする

など心がけておけば、次回引越しがある際にも楽なはずです。

実費の節約方法 まとめ
    • 引越し作業員の人数を業者に相談する
    • 荷物を減らすなど少ない人数でこなせるようにしておく
    • 不足分の梱包資材は自分たちで用意する
    • 近場の引っ越しなら有料道路の利用を避ける
    • 解体可能な家具にするor新居で家具家電をそろえる

 

引越し費用>>オプションサービス の節約方法

引越し業者には、便利なオプションサービスも用意されています。

主なサービスでいうと、

ピアノのような特殊な荷物の運搬

ぺットの輸送

バイクや自動車を陸送

エアコン脱着

不用品処分

テレビの配線

ハウスクリーニング

がありましたね!

 

ピアノのような特殊な荷物の運搬

ぺットの輸送

バイクや自動車を陸送

この3つに関しては、運搬・輸送方法を見直すことで安くできる可能性があります。

 

バイクや自転車、ピアノの輸送に関しては、赤帽に頼んだほうが安くすむケースもあります。

ただ、長距離の場合には、引越し業者に頼んだほうがいいことも。

 

運搬する荷物のサイズ、引越しの距離。。。

と本当にケースバイケースなのが厄介なのですが、

面倒でも、必ず複数の引っ越し業者と赤帽から見積もりをとって比較検討しましょう。

 

ペットの輸送に関しては、

・飛行機で一緒に連れていく

・自分の車やレンタカーで陸送する

・ペットタクシーを利用する

という方法もあります。

 

ペットは大事な家族ですよね?

料金が多少高くても、「安心」をとるほうがいい場合もあるでしょう。

ペットのストレス度合いも考えながら、費用も考えてみるのがいいと思います。

 

次に

エアコン脱着

不用品処分

テレビの配線

ハウスクリーニング

について考えてみましょう。

 

エアコンの脱着、引っ越し業者に頼んでしまってもいいかもしれません。

自分でできなくもないかもしれませんが、夏場や冬場などすぐに空調が必要なことも多いですよね?

慣れている専門家に頼んだほうが安心です。

 

「どうしても費用が気になる・・・」という方は

くらしのマーケット というWEBサイトでエアコン取付をしてくれる方を探すのもいいかもしれません。

 

私も、以前、くらしのマーケットでエアコンの掃除をお願いしたことがあります。

見事な手際で、ものの1時間ほどで掃除をしてくれました。

「餅は餅屋」じゃないですが、プロにお任せしたほうが時間もかからず確実です。

 

くらしのマーケット に登録されている方は、個人事業主の方たちです。

大規模な業者と違い、かなり格安で良心的な価格で仕事を受けてくれます。

 

引っ越し当日にタイミングを合わせるのは大変かもしれませんが、日時さえ合わせられれば

メリットが大きい方法だと思います!

 

不用品処分も引越し業者のほうで請け負ってくれますが、料金は高くなりがちです。

 

必要ない小物は、引越しまでにコマめに捨てる、フリマアプリで売る。

大型の家具家電は、粗大ゴミで出すか、不用品回収・買取業者に依頼するのがベター。

 

作業時間の短縮にもなるので、あらかじめ不要なものは処分しておくことをオススメします。

 

テレビの配線

ハウスクリーニング

これらも、暮らしマーケットで探すと安く済ませられる可能性が高いです。

少し時間的に余裕があるのなら、引越し業者に頼まず、探してみてはいかがでしょうか?

オプションサービスの節約方法 まとめ
    • オプションサービスはなるべく使わない
    • ピアノ、バイク、自転車の輸送は赤帽の利用を検討しよう
    • ペットの輸送方法はほかにもある。安全面を考慮しながら選ぼう
    • 不用品の処分はあらかじめ済ませておこう
    • エアコン着脱、ハウスクリーニングなどは「くらしのマーケット」利用も検討しよう

引越し費用の内訳を知って賢く交渉しよう

ここまでお読みいただきありがとうございます!

いかがでしたか?

引越しの費用の内訳について細かく見てきました。

 

引越し費用の内訳が分かっていれば、引越し業者に値引き交渉をする際にも具体的な提案ができます。

 

引越し業者の営業マンの立場になって考えてみると・・・

根拠もなく「安くして!とにかくもっと安く!」と言われる

 

・「平日フリー便にしますので2万円安くなりませんか?」

「オプションサービスの○○は外してもらっていいので、もう少し安くなりませんか?」

具体的な根拠とともに言われる

 

どちらが値引きに応じやすいかといえば、圧倒的に後者ですよね?

営業マンの方も、上司に聞かれたときに、値引きに応じた理由を堂々と言えるはずです。

 

引越し費用の内訳が分かれば、

どの部分が削れそうか?

逆に、どうしても譲れない部分はどこか?

が分かり、賢く引越し費用を抑えることが出来ます。

 

そして、引越し費用を抑えたいなら・・・

耳タコだとは思いますが、やはり、見積りをとることは必須です。

赤帽など含め、複数社に見積もり依頼して比べてみてくださいね!

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