格安のイメージが強い、赤帽の引越し。
実際のところ、引越し業者に頼んだ場合と比較して、料金やサービスはどうなのでしょうか?
今回は、赤帽での引越しの口コミと評判をまとめました。
赤帽引越しのいい口コミから分かったこと
赤帽の引越しは、オリコンの顧客満足度調査の引越し会社「コストパフォーマンス部門」で7年連続第1位になっています。
つまり、多くの利用者が、赤帽の引越しは、コストパフォーマンスが高いと感じているのです。
また、他の「現場スタッフの対応」「作業内容」「提案プラン」部門でも、常に上位にランクインし、2019年はそれぞれ1位を獲得しています。
金額だけでなく、サービス内容でも満足している人が多いのです。
引越し業社の格安プランの場合、時間指定ができない場合がほとんどです。
場合によっては、荷物の到着が翌日以降ということもあります。
一方、赤帽の引越しの場合、軽トラックを1台貸し切れるので、時間なども融通が利きます。
(ただし、休日・深夜は割増料金がかかります)
そして、荷物を積み込んだら、そのまま新居に荷物が運ばれるため、その日のうちに、短時間で引越しを終えることができます。
なので、短時間で引越しを済ますことができます。
また、繁忙期で大手引越し会社には断られる時期であっても、赤帽の引越しは対応可能な場合があります。
貸切便なので、荷物の積み替えがなかった!
引越し業社に頼む場合は、格安プランだと、他の人の荷物と混載であったり、途中でトラックの積み替えがある場合がほとんどです。
万全を期して作業をしているとはいえ、積み替えの際に荷物を破損してしまったり、紛失してしまうこともゼロではありません。
その点、赤帽での引越しは、軽トラックを1台貸し切っての引越しになるので安心です。
荷物の積み替えがないので、目がゆき届き、安心してお任せできます。
なので、梱包はそこまで厳重でなくても大丈夫です。
引越し前の梱包作業は手間と時間がかかるので、少しでも負担を減らせるのは嬉しいですよね。
軽トラックというと、あまり荷物が積めないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、トラック型の赤帽車の場合、長さ1.94m×幅1.41m×高さ1.29mのスペースが確保されています。
具体的な運べる荷物の一例としては、以下の通りです。
そのため、荷物の少ない単身の引越しでは、「びっくりするほど荷物が積めて驚いた。」「十分余裕を持って、載せることができた。」と言った声が聞かれます。
また、業者さんによっては、引越し用に、幌の高いトラックを持っているところもあります。
その場合、さらに、背の高い荷物も運ぶことが可能です。
赤帽の引越しでは、荷物を運ぶ軽トラックの助手席に(荷物の監視要員として)同乗させてもらうことができます。
そのため、旧居から新居まで、交通費を節約しつつ、スムーズに移動することができるからです。
引越し業者だと同乗は出来ず、荷物を送り出してから、自力で移動しなければならないことを考えると、これは、隠れたメリットです。
赤帽引越しの悪い口コミから分かること
赤帽は、正式名称を「赤帽軽自動車運送協同組合連合会」という個人事業主の集まった組織です。
つまり、赤帽と一口に言っても、色々な運送業者さんが集まっているのです。
そのため、スタッフの方の質やサービスは、頼む業者さんによってバラツキがあります。
慣れていて手際のよい作業員さんであれば、短時間でスムーズに引越しができますが、逆に、作業員さんの手際が悪く、想像以上に時間がかかるという場合もあります。
また、料金設定も業者さんごとに異なる部分があります。
なので、見積もりをとったが思ったより安くなかった時や、電話対応の時点で不安があるようであれば、別の赤帽業社さんにも問い合わせすることをお勧めします。
見積もりよりも高くなった…
想像以上に荷物が乗るとは言え、軽トラックであることは変わりありません。
荷台の大きさや、最大積載量350kgまでという制約があります。
なので、1度で乗り切らなかった場合には、何度か往復する必要があります。
そうなると、その分、費用が上乗されます。
見積もりでは安かったとしても、実際にかかった時間や距離を元に請求されることとなるので、注意が必要です。
荷台に乗り切る量の荷物であるかは、事前にしっかり確認しておく必要があります。
また、どうしても軽トラックに乗らないものがある場合には、別で発送するための費用が出てきてしまいます。
その場合、引越し業者でまとめてお願いした方が安くなる場合もあるでしょう。
赤帽と引越し業者を比較した評判から分かったこと
赤帽と引越し業者の最大の違いは、
赤帽は、「基本はドアtoドアで荷物を運ぶだけ」(荷物のタクシーと言われています)
引越し業者は、「荷物を運ぶだけでなく、オプションで梱包・設置など様々なサービスがある」
点です。
また、段ボールなどの梱包材をサービスでつけてくれたり、無料で回収してくれる引越し会社がある一方で、赤帽の場合は基本的に、自分で調達、処分する必要があります。
一部の赤帽の業者の中には、段ボールの無料サービスを行っているところもあります。
そして、赤帽の場合、ドライバーの方が作業員を兼ねるため、引越し業者と違って、基本的に作業員は1人です。
そのため、冷蔵庫や洗濯機など1人で運べないものがある場合には、作業員の方と一緒に作業をする必要があります。
つまり、赤帽の引越しはサービス内容を絞ることで、低コストを実現しているのです。
赤帽の基本の引越し運賃は、13,500円です。
(東京都の場合)
(作業時間2時間以内・走行距離20km以内)
(1台1工程・ドライバー1名の場合)
(土日祝日は×2割増)
※ただし、業者さんによっては、独自の料金体系を設定しているところもあります。
一方、引越し業者にお願いする場合、安いのが「単身パック」です。
決められたコンテナに入るだけ積み込むことができ、コンテナ1つごとの料金が定額になっています。
引越し業者によって、いくつかコンテナのサイズを用意していたり違いはありますが、例えば、単身パックの生みの親である日通の場合、16,000円〜(税抜)です。
(単身パックS・コンテナ横幅1.08m×奥行0.74m×高さ1.55m)
(WEB割引2,000円を適用した場合)
ただし、ベッド・ソファなど大きな荷物はコンテナに積むことができません。
また、基本的に、荷物の到着は翌日以降になります。
赤帽引越しの口コミ・評判 まとめ
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- 近距離である
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- 梱包材は自分で準備できる
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- 荷物が少ない
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- 梱包・荷ほどきは自分でできる
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- 大きな荷物の搬入、搬出を手伝える
この条件を満たす人は、赤帽を使って安く引越しができる可能性が高いです。
しかも、短時間で引越しを済ませることも大きなメリットです。
また、単身パックでは積めない荷物も、赤帽の引越しでは運べるものが多いです。
逆に、長距離の引越しであったり、荷物が多い家族での引越しの場合は、大型のトラックを持っている引越し業者の方が、安く済ませることができるでしょう。
ただ、引越し料金は場所、距離、荷物の量、作業量などの条件によって、金額が変わってきます。
面倒であっても、複数社に見積もりをとって比較することが、安く引越しをするためのコツです。
また、早ければ早いほど、日にちや時間の融通が利くので、引越しをするとなったら、早めの見積もり・予約がポイントです。
是非、参考にして、自分にピッタリあった引越し方法を見つけて下さいね。