自力で引越しをするときには、トラブルなく、効率よく作業をしたいですよね。
初めての引越しでもちょっとしたポイントで、引越しをラクにすることができます。
今回は、そんな自分たちで引越しをするときのコツをまとめました。
目次
自分たちで引越しするコツ①必要なもの
自力で引越しをするときは必要なものを、自分たちで全て手配しなければいけません。
引越し作業で1番大切なのは、しっかり段取りを立てて、準備をしてから作業をすることです。
まずは、どんなものを用意すべきか確認していきましょう。
車
何はともあれ、まずは車が必要です。
引越しでよく使われるのは、軽トラック、ハイエースなどのバン、そして2tトラックなどです。
荷物の量にあった車を手配しましょう。
引越し当日になって荷物が載らないとなると大変です。
迷う場合には、余裕をもって大きめのサイズにしておくと安心です。
特に奥行きや高さはきちんと確認しておきましょう。
少なくとも高さのある冷蔵庫やタンスと、長さのあるベッドなどは載せられるかどうかチェックしましょう。
梱包資材
引越し業者さんにお願いした場合は、無料でもらえることが多い梱包資材。
自力で引越しする場合は、自分たちで手配する必要があります。
段ボール
目安としては、1人暮らしの場合、10個~20個は必要です。
ただ、個人差があるものなので、荷物の量に応じて、用意しましょう。
段ボールは、スーパーやドラッグストア、コンビニなどで無料で譲ってもらうこともできます。
ただ、その場合、サイズがバラバラな場合がほとんどなので、車に積み込む際には、積みづらいというデメリットがあります。
積みやすさを考えるならば、ホームセンターや通販などで大きさの揃ったものを買うと良いでしょう。
また、無料でもらってくる場合、強度が弱いものが含まれていることもあります。
重いものや壊れやすいものを入れる段ボールだけでも、購入すると安心です。
新聞紙
食器など壊れものを梱包するときに使います。
面倒でも、一枚一枚新聞紙で包んで段ボールに詰めることで、運んでいるうちに壊れることを防いでくれます。
緩衝材
プチプチと呼ばれている気泡緩衝材も、壊れやすいものがある場合は用意しておくと便利です。
100円ショップやホームセンターで購入できます。
テープ類
ガムテープ
粘着力が弱く、剥がしやすい特徴がある養生テープ
それぞれ用意して、使い分けるようにしましょう。
ガムテープはご存知の通り、段ボールを組み立てるときなど、しっかりと固定する用に。
養生テープは家電のコンセントをまとめたり、プチプチを止めるときに使うと便利です。
こちらも、100円ショップやホームセンターで購入できます。
養生するもの
忘れてしまいがちなのが、荷物や床・壁などを汚したり傷つけないに養生するものです。
引越し業者さんが使うような専用のものを使わなくても、次のようなもので代用することができます。
面倒でも、養生をしてから引越し作業をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
段ボール
床に敷いたり、壁に養生テープで固定することで、荷物を運ぶ際にぶつけて傷がつくことを防ぎます。
ブルーシート
特に雨の時に重宝します。
家電にかぶせて雨を防いだり、室内に敷くことで、濡れた荷物で床が汚れることを防ぎます。
他にも、荷物を積む前に車の荷物室に敷いておくと、作業後の掃除が楽になります。
タオル・毛布類
家電類にかぶせたり巻きつけることで、傷を防ぎ、万が一、壁などに当たった時のダメージを少なくします。
自分たちで引越しするコツ②梱包、運搬のコツ
梱包のコツ
段ボールの組み立て方
段ボールは組み立て方で強度が変わってきます。
角が90度になるようにして、しっかりと組み立てましょう。
そして、段ボールの底は、十字にガムテープを貼ることで、底が抜けることを防いでくれます。
段ボールの裏はこうやって十文字斬りみたいにガムテープを貼ると底抜けしにくくなるんだゾ pic.twitter.com/x4SOYN77YN
— こじま (@Daale11) 2016年2月22日
底の部分をガムテープで止めずに、クロスさせて組み立てる方法は、強度が弱く、運んでいる最中で底が抜ける原因になるので注意しましょう。
段ボールの大きさ
荷造りする時は、食器、本などの重い荷物は、小さいダンボールに。
洋服、タオルなどの軽いものは、大きい段ボールに入れるのがコツです。
大きい段ボールに、目一杯本などの重いものを入れてしまうと、移動させるのがとても大変です。
中身に合わせて、段ボールの大きさを使い分けましょう。
本は意外に重い。引っ越しの時Sサイズの段ボールに入れるのが鉄則。
若かった時、Mサイズの段ボールに入れてしまって持ち上げることさえ困難になった。
でも引越し屋さんは「今度からSサイズに入れてくださいね」と言った後、そのMサイズ段ボールを2つ重ねて軽々運んでった。
彼らは超人だと思うw— 勇者KAWACHI (@KAWACHIROGO) 2019年1月21日
メモをする
梱包をした段ボールには必ず、大まかで良いので、何も入れたのか書いておきましょう。
そして、どの部屋の荷物なのかも(リビング、台所、寝室など)合わせて書いておくと、荷物を搬入するときに無駄なく作業できます。
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- どんなものを入れたのかを大まかに書く
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- どの部屋の荷物なのかを書いておく
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- 箱の上部と側面の2か所に書く
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- ダンボールを閉じる前に中身の写真を撮っておく
箱の上と側面の二箇所に書いておくと、箱を積み上げていても、何が入っている箱なのか分かりやすいです。
段ボールを閉じる前に、中身の写真をとっておくと、どこに何を入れたのか確認でき、荷ほどきのときに役立ちます。
ひと手間かかりますが、やっておいたほうが後々便利です。
運搬のコツ
台車などを使う
冷蔵庫や洗濯機などの重い家電を、全て人力で運ぶのはかなり大変です。
特に少ない人数で作業をするのであれば、台車を活用しましょう。
台車はレンタカー屋さんでも貸し出していることが多いです。
レンタカー屋さんで台車も借りることができることを知って喜ぶ
— Nishio Taizo (@makeplex) 2010年4月3日
背の高いものから積む
バンでもトラックでも、荷物を積みこむときには、背の高いものから積みましょう。
冷蔵庫やタンスなど、背の高いものを運転席よりに詰めてのせて固定します。
そして、その後から、段ボールを積み込みます。
こうして積みこむことで、移動中に荷崩れしにくくなります。
自分たちで引越しするコツ③注意点を知ってトラブル回避
無理をしない
1番大切なことは、無理をして作業をしないことです。
自分たちでは運べなそうなものや、運び方が分からないものは、プロの手を借りることも選択肢に入れましょう。
洗濯機、冷蔵庫などの大型家電を1つから運んでくれる、「家財宅急便」などのサービスもあります。
元冷蔵庫のあった場所。冷蔵庫、洗濯機、食器棚はヤマトの家財宅急便で。プロの仕事は凄い。ものの15分。あとはボチボチやります、、、 pic.twitter.com/pgTu3gmoel
— reinazinha (@reinazinha) 2017年9月18日
自分たちで運ぶ場合も、2人・3人と必要な人手を集めて、余裕を持って運ぶように心がけましょう。
共有部分も養生する
マンション、アパートでの引越しの場合、共有部分も忘れずに養生してから作業をしましょう。
特にエントランスやエレベーターは、室内同様に傷や汚れをつけないように注意しなければいけません。
冷蔵庫の運び方
冷蔵庫は、前日までに中を空にして、コンセントを抜いて水抜きをしておきましょう。
そして運ぶときに1番重要なのは、出来るだけ立てて運ぶことです。
車を手配するときには、冷蔵庫が立てて運べるサイズの車を選びましょう。
車からの積み下ろしの時など短時間傾ける分には問題ありませんが・・・
冷蔵庫を横にすると、コンプレッサーの中のオイルが冷却システムに逆流し故障の原因になります。
もし冷蔵庫を傾けて運んだ場合は、設置して1時間ほど置いてから、電源を入れましょう。
そうすることで中のオイルが安定し、故障を未然に防ぐことができます。
洗濯機の運び方
洗濯機も水抜きをして運ぶことがポイントです。
水道の元栓を閉め、空の状態で1度脱水運転をすることで、洗濯機の中に残っている水を排出することができます。
水抜きをせずに運搬をすると、運搬中に水が出て、周りの荷物を濡らしてしまうことがあります。
俺は引っ越ししたことあるからわかるんだけど洗濯機ってのは水抜きってのが必要なんだ。わかるかい?水抜き。これをしないと…びしゃってなる
— 藤井勇治郎 (@fujiiyujiro) 2018年10月24日
自分たちで引越しするコツ まとめ
引越しに慣れている人はあまりいないでしょう。
慣れない作業にはトラブルがつきものです。
- 1人で無理をして重い荷物を運んだ
- 時間がなく慌てて作業をした
そんなときに、ケガをしたり、モノを壊したりということが起こりがちです。
新生活のスタートをスムーズにきるためにも、余裕を持って準備を進めて下さいね。