「自分で引越しをすると安く出来るって聞くけど、実際どうなんだろう…。」
そんな風に悩んでいませんか?
今回は、自力引越しと業者での引越しのメリットデメリットを徹底的にまとめてみました。
目次
引越しを自分でするメリットデメリット
自力での引越しには、メリットと当然デメリットもあります。
まず、ここでは、それぞれ確認しておきましょう。
引越しを自分でするメリット
費用を安く抑えられる
自力で引越しをするメリットはなんと言っても、費用が安く抑えられることです。
特に、繁忙期(3月~4月)に引越しをする人は、業者に依頼した場合と比べてグッと費用を抑えられるでしょう。
他にも
- 近距離の引越しの人
- 荷物が少ない人
- 自分で車を持っている人
これらが当てはまる人は、業者に依頼するよりも費用を安く抑えられる可能性が高いです。
手間がかかって面倒であっても、出来るだけ引越し費用を抑えたいのであれば、まずは自力での引越しを検討しましょう。
スケジュールを自由に決められる
自力で引越しをする場合は、スケジュールも自由に決めることができます。
日程はもちろん、朝一番や、夜など時間帯も自分の都合に合わせて作業できます。
ただし早朝、深夜の作業は、騒音で近所に迷惑を掛けないよう注意が必要です
そして、直前で予定が変わってしまったり、当日天候が悪い時なども、柔軟に対応することができます。
プライバシーを守れる
自分たちで荷物を運ぶので、自宅に業者さんを入れる必要がないことも、メリットの1つです。
特に1人暮らしの女性は、男性スタッフが自宅に入ることに抵抗がある人もいるでしょう。
自分と家族や友人など、親しい人だけで作業をするのであれば、プライバシーを守りながら引越しができて安心ですよね。
そうそう、引越し業者は社員1人とアルバイトで動くケースがよくある。
言わば素人。
プライバシーはそこから漏れるケースがある。いゃ…多々ある。— 🌠life's journey🌠🐕銀牙🐕 (@katukatu210) 2016年1月31日
引越しを自分でするデメリット
全て自分でやらなければいけない
自力で引越しをする場合には、お金をかけない分、労力をかける必要があります。
具体的には、
- 梱包
- 養生
- 運搬
- 荷ほどき
- 設置
などなど、全て自分でやる必要があります。
そのため、それなりの時間と労力をかけなくてはいけません。
ただでさえ引越しの時には、
- 役所での手続き
- 各種住所変更
- 電気、ガス、水道などインフラ関係への連絡
があり、バタバタするものです。
忙しくて、引越し作業に時間をかけることが難しいのであれば、引越し業者に依頼をした方が良いでしょう。
お手伝いを確保しなければいけない
実家からの引越しなど、大きな荷物がない場合は1人でも引越しができます。
ただ、冷蔵庫、洗濯機など、大きな家具・家電があるのであれば、お手伝いをしてくれる人を確保する必要もあります。
荷物の量にもよりますが、冷蔵庫や洗濯機を運ぶことを考えると、
最低でも自分ともう1人、力仕事が出来る家族や友人に応援をお願いしなければなりません。
アクシデントが起きると大変
- 壁や床に傷をつけた
- 家電を壊してしまった
- 交通事故を起こした
- 怪我をしてしまった
慣れない引越し作業にはアクシデントがつきものです。
安く済ませようと自力で引越しをしても、アクシデントを起こしてしまうと、
引越し業者に依頼した場合より、高くついてしまうことがあります。
それに、新居に住む前から、傷がついたらショックが大きいですよね。
特に、賃貸の物件で壁や床に傷をつけると修理費用を請求されるので注意しましょう。
今日は引越しでした。
7年近く過ごした家、ばいばい。
床の傷、3万6千円だそうです… pic.twitter.com/GIItgNkUaz— ゆずぽん (@yuzuponable) 2019年3月31日
引越しを業者にお願いするメリットデメリット
引越しを業者にお願いするメリット
時間や手間をかけなくて良い
引越し業者はプロなので、素人が作業をするよりも効率よく安全に作業を行ってくれます。
荷物の量に応じて、ちょうど良い大きさの車両を手配してくれるので、
「この車に荷物が乗り切るだろうか?」など頭を悩ませる必要もありません。
また、様々なニーズに合わせたプランやオプションがあるので、
自分たちでできることはやり、
必要に応じて荷造りから荷ほどき、エアコンの設置などもお願いができます。
そして、運び方や梱包が分からないものは相談しながら進められるので、安心です。
補償がついている
万一、荷物の破損や紛失があった場合でも、業者での引越しの場合には、補償がついています。
また、プロの作業員の方が、作業にあたってくれるので、素人が作業するよりも安全・確実と言えるでしょう。
引越しを業者にお願いするデメリット
費用が高額になる場合も
一般的に、引越し業界は3月~4月が繁忙期と言われています。
この時期は、引越しをする人が集中するため、特に料金が高騰します。
ねえ。引越し高いんだけど。
やばいどうしよう。3月ハイシーズンなの全然考えてなかった。— びきちゃん (@bikichan2) 2019年2月6日
また、年間を通じて、月末は引越しをする人が増えるため、料金が上がる傾向があります。
引越し業者にお願いするけど、出来るだけ費用を抑えたいのであれば、月末は避けた方が良いでしょう。
ただし、賃貸物件で、月の半ばに引越しをする場合は、
新居・旧居でそれぞれ家賃が発生してくるので、トータルの費用を出して検討しましょう。
日時をあらかじめ決めないといけない
引越し業者に依頼をする場合は、あらかじめ引越しの日時を決めておく必要があります。
一度決めた日程を変更するのは大変です。
特に、
- 引越しできる日が限られている
- 土日や大安の日を希望している
のであれば、1ヶ月以上前には引越し業者をおさえておく必要があります。
急な引越しや、直前にならないと予定が立てられない人にとっては、デメリットと言えるでしょう。
特に、3月~4月は引越しをする人が集中するので、希望の日程や時間帯でで作業できない場合も出てきます。
引越し 自分v.s.業者 料金&時間を比較
次に、自分で引越しをした場合と業者に頼んだ場合で、料金や時間がどれくらい違うのか見ていきましょう。
引越しにかかる料金や時間は、
- 荷物の量
- 移動距離
によって変わってきます。
ここでは、
荷物の少ない単身
片道15km(約30分)ほどの場合で考えてみたいと思います。
また、時間については、荷造り・荷ほどきの時間は含めていません。
自分で引越しをする場合
レンタカー代
荷物の少ない単身の引越しの場合、レンタルする車は、軽トラックやハイエースなどのバンで十分です。
レンタル料金は、日程やレンタカー会社によって差がありますが、
半日(6時間)で、
軽トラック 5,000~6,000円
バン 10,000円~
が目安です。
ガソリン代も距離や道路状況、使う車によって変わってきますが、片道30分ほどの距離であれば、1,000円以下におさまるでしょう。
梱包材
出来るだけお金をかけないようにするのであれば、
- 家にあるガムテープや新聞紙
- スーパーなどで無料でもらえる段ボール
を活用しましょう。
購入する場合は、
- 段ボール(中) 200円/個
- ガムテープ 100円/本
程度で、ホームセンターなどで買うことができます。
荷物の少ない一人暮らしであれば、10~20個ほど段ボールを用意すると良いでしょう。
お礼
相手との関係性(家族、親戚、友人など)にもよりますが、引越しのお礼の相場は、3,000円~5,000円と言われています。
現金で渡す以外にも、
- 商品券で渡す
- 食事をごちそうする
などの方法もあります。
時間をとって手伝ってくれた人には、感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。
時間
大きな家電(冷蔵庫や洗濯機)がある場合は、荷物が少なくても、搬出と搬入で、それぞれ2時間は見ておいた方が良いでしょう。
レンタカーは、借りている時間に応じて料金がかかってきます。
荷造りを完了させて、すぐに積み込みができる状態になってから、車を借りてくるようにしましょう。
そして、自力で引っ越す場合は移動時間30分のほかに、レンタカーを取りに行って返す時間も必要です。
店舗の場所にもよりますが、ここでは1時間半みておくこととします。
まとめ
料金
- レンタカー代(ガソリン代込) 6,000円~
- 梱包材 0円~
- お礼 5,000円 × 1人
- 合計 11,000円~
時間
- 搬入・搬出 4時間
- 移動やレンタカーの引き取り・返却 2時間
- 合計 6時間
業者に頼む場合
料金
引越し業者に頼む場合の費用は、時期、時間帯、場所、移動距離、業者によってかなり差があるので一概には言えませんが・・・
同一市内の近距離の場合、30,000円前後~が相場と言われています。
今回の引越し代、距離は5キロで約4万円でした。時間帯を指定しなければ5〜6千円安かったみたいだけど午前指定は正解。
段ボール20個から40個に増えても他の家具が少なめだったからか追加料金もなかったし三人で来てレベル高い仕事で速く終わったのでとても良かった。— みみへん (@mimihen) 2019年1月5日
おはようございます(^○^)引越しの準備に追われてます。単身引越し(超近所)で¥28,000は安いのかどうか、未だに疑問。楽なのは確かですが( ̄▽ ̄)
— 田端 聡 (@satoshi_tabata) 2010年7月5日
ただし、この金額は通常期のものなので、3月~4月の繁忙期は、2割からそれ以上相場が上がります。
そして、小物は自分で荷造り・荷ほどきをして、大型の家具家電の梱包や設置のみお願いをする基本コースが1番リーズナブルです。
もちろん、追加費用を払えば荷造りから荷ほどきまでお願いすることもできます。
時間
自分で梱包と荷ほどきをする場合、業者さんが搬入・搬出する時間は、それぞれ1時間ずつ見ておけば十分です。
そして、運搬は全ておまかせでき、レンタカーを返す手間などもないので、すぐに荷ほどきや荷物の整理に取りかかれます。
ただし、業者さんが来るまでにはきちんと荷造りをしておきましょう。
荷造りができていない場合、余計に時間がかかったり、場合によっては、その日の作業を断られてしまうこともあります。
まとめ
料金
30,000円前後~
(条件により変動あり)
時間
2時間~
引越しするなら自分か業者か? まとめ
近距離・単身の引越しであれば、自力で引越しをすれば、費用は安く抑えることができます。
ただ、時間は、業者に頼む場合の2倍はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
また、遠距離や荷物が多いファミリーの引越しの場合は、自力で引越しをするよりも、業者に頼んだほうがラクで安くなることもあります。
面倒でも見積もりをとって比較し、かかる労力と費用のバランスをみて、自分にぴったりな引越し方法を見つけて下さいね。